★★★★☆ 変態文学
こんにちは、アキンコです。
今日はアキンコの好きな小説を紹介します。
テネシー・ウィリアムズの短編集ハード・キャンディより、
「バイオリン・ケースと棺桶」です。
テネシーの作品は昔から好きでよく読んでいるのですが、最近読んでグッときたのが本作です。
ざっとあらすじを説明すると..
➕➕➕➕➕
とある街に姉弟がいる。
姉は思春期に入り、難しい年頃である。
姉はピアノを習っていて、同じ音楽教室でバイオリンを習っているリチャードという青年に恋をする。
ある時、2人はペアになってコンクールを目指すことになった。
毎日のようにリチャードは姉弟の家に来て練習をするようになる。
姉は片思いの緊張からか、上手くピアノが弾けなくなる..
弟は毎日家に来るリチャードを好きになってしまう..
コンクール本番、姉はピアノを上手く弾けなくて失敗。
それがきっかけで姉はキッパリとピアノをやめてしまう。それからはリチャードに会うこともなく、その後一家は隣町へ引っ越してしまいます。
しばらくしてから、一家の元にリチャードが他界したと連絡がきます。
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アキンコ的に一番心に残っている場面は、弟が姉とリチャードの練習を隠れて見ているシーンですね。
「暗い穴ぐらから二人を眺めながら、わたしの肉体は、少なくとも三年は早すぎる時点で、個の肉体を超え、矢のごとく飛ぶ光陰を追いかけてゆく生命意思の烈しさと熱さを知ったのだ...」
これ、一回読んだ時はナンノコッチャ?状態だったのですが、多分弟はリチャードを隠れ見ながらオナ◯ーしてたんですね。→(勝手な解釈です)
テネシーの書くこのしょうもない空気感や世界観がたまらなく好きなんです‼︎‼︎
こちらの短編集ハード・キャンディは他の収録作品もとっても面白いので、興味がある方は読んでみてください。
別の短編集で「呪い」っていうのもあるのですが、そちらもベラボーに面白いです。
★★★★☆
弟がとにかく変態なので、★4つです。
では、またね。
チャオ❤︎